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ビートルズ作品読解ガイド
読者の感想


(最新のものから順に紹介しています)

以下は増補版について
図書館で見つけたので、借りて読んでみました。ビートルズ後期一曲一曲の歌詞が、英語の文法という側面から詳細に解説されています。今までにないタイプの解説本かと思います。 (福島県 匿名)
ビートルズ英語読解ガイドの続編でありながら、タイトルが「英語読解」から「作品読解」に変わっているように、英語の解説というよりも、歌詞の内容により踏み込んだ本。そんなに性や麻薬に結びつけなくてもよいだろう、と感じさせる解釈もありますが、著者の意見として読めば面白いです。 (兵庫県 IT)
ビートルズの後期の楽曲は、前期に比べると歌詞も抽象的な部分が増えたのは確かです。しかし今回は、著者がビートルズの歴史に詳しいだけに、歌詞を解釈する上で性・ドラッグへの言及が多くなりすぎているとの感ありです。無論、納得いく議論もありますが、個人的には、前作のビートルズ英語読解ガイドと比べると、むしろ歌詞に関してそこまで深い洞察が必要かと思う箇所もあります。とはいえ、全体的に、ビートルズファン、そして歌詞についてじっくり考察をしたい人には、有益ではあります。 (匿名)
ビートルズ作品読解ガイドはなかなかの名著です。 明快な文法解説を交えて従来のライナーノートの誤訳をばっさ ばっさと斬りまくる。英語の勉強になります。分からないところは素直に分からない、とするところも好印象。ただ、言葉遊びみたいなところも意味を読取りすぎるような気が しますが、まあそれも味です。 (匿名)
結論の大半が、「〜ではないだろうか」や「〜と思われる」で締め括られています。つまり、本書は著者の推論を述べる書物です。 (匿名) ―― 作詞者の真意を本人から聞き出すことができないので、やむを得ません。 (著者)
面白い講義を受けているような解りやすさで、大変ためになりました。 (神奈川県 HT)
曲名からメロディや歌詞を連想できるくらい、曲に馴染んでいないと理解できないレベルの内容です。重箱の隅を突っついているような、と突っ込みたくなるようなことが大半です。これが時としてマニアにとってはたまらない発見に繋がるということであります。ビートルズに関してのビギナー、或いは中学生レベルの英語力では、ちょっと退屈な内容になってしまうかもしれません。 (匿名)
著者によると、CD等に付属のブックレットには誤訳が散見されるとのこと。確かに、文脈や当時の社会背景を考えれば、著者の説が正しいと思えることが多い。 (P)
ビートルズがとにかく大好きで、英語にも興味がある、という人でないと読めない本です。逆に言うと、ビートルズが大好きで、英語の勉強も一生懸命してきた人には、これほど面白い本はありません。ただ訳がのっているのではなく、一文ずつ解説がされていくので、解りやすいです。そして、一般に広まっているビートルズの歌詞の訳がいかに誤っているか、これを丁寧に解いていきます。それを読むと、驚きの連続です。All you need is love は、これまで全く逆の意味に解釈されていました。これではジョンも浮かばれません。ビートルズの後期は歌詞が難解とも言われていますが、それは日本語訳が意味を解らなくさせていた可能性もあります。ビートルズが現役であったころの日本には英語を理解している人が少なかったのは分かりますが、今はかなりの数の日本人がネイティブ並みに英語を理解しているはずです。それなのに誤訳がそのまま流通しているこの不可解な現象はなんでしょうか。情報は一次情報、二次情報があります。訳文は二次情報です。ビートルズが実際に書いた詩を直接聞いて読んで理解したことが一次情報になります。元の情報源に触れる機会がない、元の情報が英語であり理解できない、こういう状況の時、間に介入する人によって簡単に騙されてしまうことを実感させてくれる本でした。 (匿名)
この本を楽しむ前提として、ビートルズの歌の全歌詞とその翻訳、ビートルズについてのある程度の記事的知識を持っておく必要があります。それがクリアできれば、なかなか楽しい本と言えるでしょう。著作権の関係で、歌詞をべらべらと記載して論評するわけにもいかず、どうしても部分抽出の連続になってしまったようです。ところで、ビートルズ前期の作品を扱っているのはビートルズ英語読解ガイド。ややこしいですね。同じタイトルの上下本にしたほうがスッキリするのに。 (H)
この本はビートルズの歌詞をまともな視点から英文解釈している。著作権の問題があるために全文解説にはなっていないが、必要充分な解説と思われる。 (匿名)
友人のイギリス人やアメリカ人などに解説して貰ったりしていたが、それと似た内容で、著者の英語の知識には脱帽である。友人はそれ程ビートルズに詳しくないので、それを補填する意味でも購入して良かったと思う。詩の意味はジョンやポールやジョージにしか分からないが、ある程度の核心にまで迫った名著だと思う。 (匿名)
歌詞の英文を独自に解説したもので、今までの解釈と違う考えもあります。ビートルズファンは楽しみながら読み進められます。 (北海道 YS)
今から1年ちょっと前、高校2年の冬にビートルズ英語読解ガイド(増補版)とビートルズ作品読解ガイド(増補版)を購入。両書のお蔭で、以前よりも断然英語の勉強が充実し、英語力自体も向上しました。具体的に述べると、例えば when の用法の多様さは自分にとっては大きな驚きでした。原因や譲歩までもがこの接続詞ひとつで表現できるとは学校でもあまり教えられなかったように思います。読解においては、ともすれば「〜する時」と読んで理解が妨げられるという事は無くなりましたし、接続詞を多く使わざるを得ない長い英作文では、時に because や if などを when で言い換える事で文章表現の幅が大きく広がりました。また、ビートルズの歌詞を読むことで、文章の後ろに分詞構文をひっつける事によって多様に表現を繋げていける場合がかなりあるということも分り、この知識も読解・作文双方で大きな助けになりました。更には、これまで日本語訳で読んできた本の原書版を読んでみたり、A HARD DAY'S NIGHT や YELLOW SUBMARINE などの映画を英語字幕で観たりするなど、英語が楽しめるようにもなりました。ビートルズ英語読解ガイド(増補版)とビートルズ作品読解ガイド(増補版)は大学受験にも役立ったことは間違いありません。T大学とJ大学の外国語学部に合格できましたから。この春休み中に両書をもう一度じっくり読み返し、その後にビートルズ英語文法ガイド(増補版)とビートルズ作品英和辞典を購入して英語力の増強に努めたいと思います。 (岐阜県 NM)
とっても面白い。 (OM)
凄い本です。ここまで研究、考察できる著者の情熱と英語読解力に感心しました。 (島根県 MS)
ビートルズ作品読解ガイド(増補版)の存在を書店で知りました。アルバム、CD、DVDなどを知りつくした著者の分析力に脱帽しつつ、内容がディープで、目を皿のようにして読みました。本書は分かりやすい構成になっています。おかげで、歌詞を理解した上で改めて聴き直す楽しみができました。 (千葉県 M)
天才ジョン&ポールは歌詞で遊んでいます。表面的な意味の裏で、ドラッグやセックスや批判など、直接的に言うには差し支えることを盛り込んで笑っていたのでしょう。彼らに「ここの詞どういう意味?」と質問しても、まともに相手はしてくれませんから、ビートルズ作品読解ガイド(増補版)は極めて有用。著者は、表面的な意味と同時に解釈可能な別の訳を提示してくれます。 それはあくまで文法的に正確な解釈が可能な訳例としてであって、勝手な想像は入っていません。深い内容の歌詞に見合う深い内容の本です。 (東京都 匿名)
作詞背景のエピソードやその意味する内容にまで及んだ分析において、可能な限りその出典までも明らかにしていることは特筆に値すると思います。 (匿名)
著者のビートルズに対する知識と愛が感じられる解説がいいです。 (匿名)
ビートルズ作品読解ガイド(増補版)は面白い! 私はビートルズが日本デビユーして以来のファンで、ファン暦が50年経ちますが、そう思いました。著者のマニアックぶりが本文中の随所に見られ、読む人を魅了します。ビートルズ・ファンにお勧めの著作です。 (大阪府 МA)

以下は原初版について
上巻のビートルズ英語読解ガイドよりも面白い! (K)
英文が徹底的に分析されている。ビートルズに関する著作権がフリーであれば、もっと分かりやすい構成の本になっていただろう。 (匿名)
40年近くもビートルマニアックである私でも、初めて聞く解釈の連続でした。 (千葉県 HK)
読んで感動しました。ファンの大多数が今までいかにビートルズの歌を理解していなかったかということが、この本によって白日の下に晒されてしまいました。歴史に残る著作だと思います。 (東京都 KK)
ALL YOU NEED IS LOVE の解釈だけでも感動ものです。 (匿名)
以前は、音楽は文学ではないので、歌詞も何となく把握しているくらいで満足していました。でも、歌の世界観にかかわる根本的なところで誤った解釈をしてしまうと、浮かんでくる絵がまったく見当外れになってしまいます。そこで、ビートルズ英語読解ガイドビートルズ作品読解ガイドを読んでみました。主立った曲については、世間で間違った訳のまま理解されている箇所を集中的に取り上げており、それがまたその歌の根本的なテーマにかかわる誤訳だったりするので、読んでいてとてもスリリングです。知的な好奇心を刺激してくれる本です。 (京都府 匿名)
70年代が終わりに近づいた13歳の時にシングル盤で LET IT BE を聴き、ビートルズにはまりました。このたびはビートルズ読解ガイド・シリーズの素晴らしい内容に感服しました。他の多数の読者と同様に、長年の疑問が氷解したり、思わぬ解釈に驚かされたりの連続でした。 (京都府 NY)
ビートルズ作品読解ガイドは、第一に、歌詞の翻訳にあたってヒアリングを原点においているところが大変魅力です。それでこそ、本当の意味で、彼らの言葉の直訳になるからです。次に評価できるのは、定冠詞、不定冠詞、そして複数形と単数形の違いがもたらす意味やニュアンスの違いにこだわった翻訳をしていること。ビートルズの歌詞ではこれらの使い分けが重要な役割を果たしています。この点にこだわらない限り、より正確なイメージはつかめません。本書の著者はこのところを丁寧に解説して、作詞者の意図、意志に近づくための必須の手がかりを読者に与えてくれます。歌詞が本来示しているはずの場面や状況、光景や風景をより細部にわたり視覚化してくれます。また、今までの多くの翻訳家が犯してきた誤りを指摘しています。著者以外には出来ない労作であったことと思います。 (埼玉県 AT)
LET IT BE のCDをよく聴いています。最近になって手にしたビートルズ作品読解ガイドのお蔭で、各曲についての理解が深まりました。著者がよく聴きよく読んでいることに感心。誤訳の指摘なども価値が高いと思います。 (東京都 NT)
ALL YOU NEED IS LOVE の最初の3行がほとんどの訳詞において誤訳されているという鋭い指摘、ACROSS THE UNIVERSE についての深い洞察に満ちた解釈、COME TOGETHER の歌詞がすべてジョン・レノンによる自分自身の戯画であるという指摘など、感心するばかりである。 (TA)
この本は非常に良い。特に、ALL YOU NEED IS LOVE についての解説を読んで、スッキリした。 (匿名)
NHK-FMのピーター・バラカン氏の番組で、著者の解釈に心打たれ、気にしていたところ、名古屋のジュンク堂書店でビートルズ作品読解ガイドを発見! 即購入。番組で聴いていた話ももちろんですが、他にも読んでみて目から鱗がぽろぽろです。日本盤CDやLPなどに付属の歌詞カードでは、原語とかけ離れた訳などが多々ありましたが、これでスッキリというのがまず一つ。ビートルズの表面的な曲の制作行程は、最近ではかなり明らかになっていますが、作品を創るという内面的な発動を理解できる資料は、これまでほとんどありませんでした。本書を読んでいると、ジョンやポールがペンを走らせていた時点の頭の中まで覗けそうです。またジョージにおいては、音楽面でジョンとポールの後塵を受けているかのような評判が多いだけで、なかなか歌詞まで言及されていなかったようですが、皮肉屋という側面だけでは語れない才能が溢れていることに気がついたり・・・と書き出すと止まりませんが、このあたりで。 (愛知県 MR)
ビートルズ読解シリーズは、歌詞の解説書としては究極本です。「秋山本」と言えば、ビートルズファン相手なら説明する必要のない時代も近い気がします。 (東京都 YS)
中学、高校生のころ以来、何度かビートルズの歌詞を訳してみようとしたが、わけが分からないことが多かった。ところが、本書は見事に読解している。ビートルズファンに薦めたい。 (石川県 匿名)
数あるビートルズ関連本の中でも、この秋山直樹氏のシリーズは革命的です。 (東京都 匿名)
ビートルズ後期歌詞の全曲解説ですが、CDや詩集の対訳の誤訳にもしっかり切り込んでおり、本当に面白い本です。ビートルズファンなら絶対に楽しめます。 (東京都 匿名)
ここまで完璧にビートルズの歌詞を研究、解読した人は、少なくとも日本では、本書の著者だけではないでしょうか。欲を言えば、全文を解説、翻訳したら更に良いと思います。 (東京都 MH)
最初の数ページをめくってみただけでも、著者の気合とビートルズへの愛が迫ってきます。ビートルズ作品読解ガイドは、ビートルズの歌詞の解釈に行き着く助けになってくれそうです。 (東京都 IN)
特に、著者自身の耳と英語的な流れからCD付属の歌詞カードの誤りを指摘したり、日本語訳として有名な本との解釈の違いを説明している部分などが良いと思った。 (東京都 匿名)
私は以前からビートルズの歌詞カード等の訳文に疑問を持ち、それならば自分で、と考えて、ビートルズオリジナル作品全和訳にライフワークとして取り組んでいました。そこへ出てきたのがビートルズ英語読解ガイドビートルズ作品読解ガイド。大変参考になりました。また、ビートルズ英語文法ガイドを使って勉強もしています。未だ道半ばですので、オリジナル全和訳に向けて今後もがんばります。 (群馬県 MT)
ビートルズ作品読解ガイドは、私なら秘密にして独占しておきたいトピックスの宝庫です。ACROSS THE UNIVERSE の項に目を通したときは、思わず笑い出してしまいました。正直呆れました(笑)。この著者はどこまでマニアックなのだ!と鳥肌ものでした。そして、めちゃくちゃスッキリしました(感謝)。よくあれだけのものを書き上げて世に出してくれたものです。まったくお得なお買い物でした。 (東京都 IK)
ビートルズの歌詞の日本語訳に光が差した思いです。例を挙げると、私は長年 ALL YOU NEED IS LOVE の従来の歌詞カードや書籍の日本語訳に疑問を持っていました。ビートルズ作品読解ガイドの解説を読むと、まさにジョン・レノンらしさが出ている解釈が示されていたので、すっきりしました。また、HEY JUDE の今までの翻訳についても、Jude と「彼女」の関係という点で腑に落ちないものを感じていました。ビートルズ作品読解ガイドの解釈には納得しました。 (東京都 NA)
ビートルズ作品読解ガイドの解説はとても参考になり、私のビートルズの歌詞に対する認識が深まりました。例えば、TWO OF US の解釈には、なるほどと思いました。 (千葉県 SS)
皆さんの書評通り、素晴らしい内容で、まさに目から鱗でした。特に ALL YOU NEED IS LOVE などについての解説を読んで、これまで目にしてきた翻訳がいかに不十分であるかということが分かりました。やっとビートルズの歌の意味、真意に触れることができたと思います。 (愛知県 NH)
ビートルズの歌詞で英語を勉強する本はいままでにもありましたが、ビートルズ作品読解ガイドはまったく違う視点から書かれていて、読んで面白い本だと思います。また、著者の視点から歌詞を読んでみると、いろんな発見ができて、大変ためになりました。 (海外 KH)
歌詞の背景となったビートルズの行動も含めて、踏み込んで解説していることに感銘しました。 (千葉県 KS)
従来の日本語訳の問題点を、訳者を名指しした上で批評しているところは、痛快です。 (東京都 匿名) ―― 翻訳者名などの明示は、引用元を明確に表示するためです。 (著者)
今まで、歌詞の意味がよく解らないとき、歌詞カードの和訳を見て、「まあ、こんなところかな…」と解決した気になっていました。しかし、ビートルズ作品読解ガイドは決して妥協せず、本当に丁寧で論理的に解説してくれて、今まで感じていた疑問はすべて吹っ飛びました! すごくすっきりした気分です。そして、ビートルズについて私が知らなかった部分もたくさん知ることができて、また更にビートルズが好きになりました。これからももっともっとビートルズや英語についての知識を深めていきたいと思っています。 (静岡県 SK)
前編と併せて、長年抱いていた疑問を氷解させてくれました。 (京都府 TH)
届いた本をすぐに開いて、自分が特に気に入ってる曲についての解説を読みました。疑問に思っていた全訳集の訳を見事に斬っており、その解説も文法的にしっかり裏付けされていました。目から鱗というよりも、自分の頭にあったモヤモヤを綺麗に取り払ってもらったという感じでした。本当に素晴らしい本です。 (岩手県 TY)
ビートルズの歌詞の研究で、これ以上のものは多分出てこないと思います。 (東京都 YS)
ジョン・レノン・ミュージアムを見学したら、REAL LOVE の作詞原稿が特別展示中(2008年4〜11月)でした。ビートルズ作品読解ガイドが解説したとおりの歌詞でした。著者の聴き取り力と洞察力に敬服します。 (東京都 TN)
鋭い切り口で歌詞を分析しています。マニアを自称する人や歌詞を深く解釈してみたい人に薦めます。 (匿名)
素晴らしい本です! 特に TWO OF US の解説には感服しました。 (東京都 AM)
読んで、なるほど!と思う点がいくつもありました。これまでのビートルズ本にはなかった内容で、素晴らしい本です。 (T)
これまでビートルズが好きで聴いていても、まるで意味が解っていなかったことに、この本を読んで何度も納得させられました。 (東京都 IN)
例えば DON'T LET ME DOWN における like she do me についての説得力のある解釈や、SOMETHING の中の Something in the way she knows. の和訳など、随所で感心しました。 (東京都 SA)
世にある幾多の対訳や聴き取り自体への疑問、歌詞の裏意味など、興味深く、楽しく読みました。労作ですね。 (TM)
こういった本を待ち望んでいました。 (岡山県 KM)
ビートルズファン度が中級以上の人に薦めます。きっと「面白い!」と思うでしょう。 (大阪府 MA)
シンプルなデザインは「中身で勝負」の潔さが感じられて、とても清々しいです。 (東京都 KM)
オノ・ヨーコさんが読んだら、感心するのではないでしょうか。 (埼玉県 TY)