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ビートルズ・ソロ作品読解ガイド(3)
読者の感想


(最新のものから順に紹介しています)

元ビートル4人のソロ曲の歌詞を、シングル盤B面も含めて(ここが非常に大事)、時系列で取り上げて解説。CD対訳の誤訳の指摘から、歌詞に含まれる文化的な背景まで含めた詳細な解説は、 英語について詳しくない私が読んでも非常に興味深いものでした。例えば、ポールの Daytime Nightime Suffering における "River" は何のことなのか、私は気になっていました。 本書の著者は、これを「人間社会」だと考えています。なるほど、これはしっくりきます。また、"the ladder of regret" は the ladder of success (出世の階段)のもじりという指摘をしています。 私はまったく気づいていませんでした。一方、"No less, no more. No sea, no shore. No sand, no pail" については、筆者は「正直なところ、私には読み方がわからない」と率直に書いています。 こういった点も、本書の信頼性を増しています。読み進めるごとに新しい、時には予想もしていなかった学びと発見のある本です。解釈にちょっと性的な意味に結び付ける内容が目立ちますが、 そういう解釈も可能ということも、また学びのひとつかと思います。ポールのソロだけでなく、ジョン、ジョージ、リンゴのソロ作品についても、もっと深く知りたいときの有益なガイドになってくれそうです。 (兵庫県 Y)
英語にかなり詳しくないと歌詞の意味を掴むのは難しいし、本当にアーティストのことが好きで聴き続けていないと深読みもできません。ビートルズ・ソロ作品読解ガイド(3)には著者のビートルズ愛が感じられます。続きが楽しみ。 (R)
曲名からメロディや歌詞を連想できるくらい曲に馴染んでいないと理解できないレベルの内容です。「重箱の隅を突っついているような」と突っ込みたくなるようなことが大半です。これが時としてマニアにとってはたまらない発見に繋がるということであります。 ビートルズに関してのビギナー、或いは中学生レベルの英語力では、ちょっと退屈な内容になってしまうかもしれません。 (匿名)
ビートルたちへの愛が溢れ、学術的でもあり、素晴らしい本です。 (東京都 MY)
ビートルズ英語読解ガイドからビートルズ・ソロ作品読解ガイド(2)まで、すべて私のプライオリティの高い愛読書となっています。今回の感想は、ずばり「歌詞のリマスター」です。ガイド全シリーズ通して、歌詞の意味するところの見晴らしがよくなり、ビートルズのメンバーが何を訴えてきたかが次々に明解になりました。歌詞の世界、ひいては作者の心境までも紐解いてもらえて、著者に感謝です。 (愛知県 MR)