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リアルタイムのビートルズ
読者の感想


(最新のものから順に紹介しています)

ビートルズについて研究した本が多く出ていますが、本書では、 実際にビートルズを体感した著者が当時を思い起こしながら状況を伝えてくれます。 今ほど情報が多くない時代にいかにして情報を集めたのか、とか、日本武道館での公演を見に行く際の心理など、 当時を疑似体験できる内容です。当時なぜそこまでビートルズに熱狂したのかが、 そして今でも人気がある理由も分かる一冊となっています。 (匿名)
私は著者より半年ほど早く生まれましたが、リアルタイムのビートルズが、忘れてしまっていた当時の記憶を取り戻してくれました。難しい文字も語句もなく、体験談などが具体的で、とても読みやすい優良書です。著者は、ビートルズの日本でのデビュー盤がどれで発売日がいつだったのかについても、最近の通説に疑問を投げ掛けていますが、著者の説明には説得力が有ります。 私と同じく好きだったと思われる、キンクス、ゾンビーズなど、当時リバプール・サウンドと言われたものについても著していただきたい。 (IA)
この著者の本は2冊持っていたが、内容が堅すぎて、最後まで読んでいない。ところが、今度は『ビートルズと私の歴史』というような内容だから、共感しまくり。著者は、俺より13歳年上だから、後追いの俺より本当にリアルタイムだったんだね。しかし、物凄い記憶力だこと。そして、ビートルズに十代前半で出会うと、似たようなことをやるんだね。例えば、ビートルズの新譜を買った友達の家に聴きに行く、お年玉でフォークギターを買って真似する、日本盤を買うか輸入盤を買うかで悩む、ビートルズをやりたくてバンドを組むもメンバーそれぞれがやりたいアーティストが違う、等。この著者とひと晩ビートルズについて語り合いたい。 (北海道 K)
表紙は白抜き文字の表題のみ、本文は文字と当時発表されたビートル ズのレコードの表があるだけ。写真もイラストもなく、ビートルズに関連する個人的な出来事を、感傷や思い入れといったことをあえて排して記述しているだけ。それでも、読んでいて楽しいのは、ビートルズを知る中高生ころの年代の誰もが持つであろう、居ても立ってもいられないあのワクワク感に共感できるから。著者とは10年余りの年代差があるが、自分にも同じような物語がある。ビートルズの魅力 とは、まさに、年代を超えた“共感性”にあるんだね。 (匿名)
リアルタイムのビートルズは、各年の時代背景、出来事、日本におけるヒット曲などの記述を織り交ぜて、これまでになかった角度からビートルズの足跡をたどる内容で、大変参考になりました。中でも、東京公演当時の臨場感が頭に浮かんできました。更には、著者とその級友の関連エピソード、輸入盤、海賊盤、ファッションに至るまでの話を読んで、幸せな気分になりました。 (千葉県 M)
文章が若々しい。記憶力が凄い。とても面白かった。 (東京都 OI)
僕は1952年生まれ。1965年夏のヒット曲 Help! からリアルタイムで経験し、夢中になった。十代の時期にビートルズをリアルタイムで経験できた喜びを今でも噛みしめている。さて、ヒットチャートの移り変わりや、著者個人の交友関係の中でのやりとりについて、著者の記憶力の良さと細やかな心理描写力とに感心させられる。1966年来日公演への応募や武道館コンサートに出向く様子は、もし自分が東京在住であれば必ずや経験したであろうことであり、その擬似体験をいまにな ってさせてくれる。1967年の世界宇宙中継番組をワクワクして見たこと、あの時間帯は明け方だったのか! 頭 の片隅にしまいこんでいた自分にとっての大切な記憶をよみがえらせてくれる。自分の回りにこれほどまでに詳細なデータと情熱でビートルズを語れるファンはいない。この著者と自分の思いを共鳴させて語り合いたいものだと思った。 (匿名)
著者の体験はそのまま私の体験と重なります。ページをめくりながらまるで自分のことのような錯覚に陥りました。随所に挿入されているデータも適格で、単なる個人史を越えた客観性も併せ持っているところが大変気に入りました。今後、何度も読み返す私の愛読書になるでしょう。 (東京都 SY)
この手の著作は結構あるが、ここまで綿密に書いてある本は初めてだ。ビートルズファン第一世代を代表する体験談と言って過言ではないだろう。決して第二世代以降の人が書ける内容ではない。通説と著者の記憶が食い違っているところもあるが、たぶん著者の記憶の方が正しいものと思われる。本書をきっかけに、ビートルズが日本でどう人気を博して行ったかという研究が進めば、ますますビートルズファンの層を広げることにつながるだろう。それにしても、私が生まれるのが10年遅かったことが悔やまれる。 (K)
リアルタイムのビートルズを読んで、昨年出た某ディスコグラフィー本の解説には推測が多く含まれていることが分かった。例えば、日本でビートルズの人気に火がついた瞬間とか、シングル Dizzy Miss Lizzy の発売理由とか、コンパクト Anna 発売の背景とかに関してである。また、リアルタイムのビートルズのお蔭で、武道館コンサート開催、映画 MAGICAL MYSTERY TOUR、YELLOW SUBMARINE 公開までの詳しい道程も分かった。やっぱり、60年代にリアルタイムでビートルズを追っていた人による分析には違いがある。それにしても、シングル Please Please Me、She Loves You、Long Tall Sally、アルバム BEATLES FOR SALE の発売日が正しいのは、どっちの本? (東京都 MN)
愛情込もったビートルズの物語を読むのは大好きなので、読んでいて本当に楽しい。 (埼玉県 YY)
愉しく読みました。 (東京都 TH)
読みやすく、一気に読みました。書名に「リアルタイム」と付いているだけあって、その当時の空気感を出すために、 その時間を生きて実際に体験しないとわからない情報満載です。その一つ一つがとにかく細かく、相当マニアック系の自分の期待を裏切らない面白さでした。おかげで、その当時の瞬間瞬間をリアルに実感することができました。自分自身は1962年生まれで、ビートルズ解散後にビートルズと 出会った第2世代(?)のファンなので、60年代の知識は雰囲気ではわかっても表面的なものでした。しかし、この本を読んで知識の奥が深まりました。また、自分の人生と同時進行の社会風俗史にもなっていて、興味深かったです。 (千葉県 HK)
サブタイトルに「初代ビートルマニアックの60年代回想録」とあるように、ビートルズの活躍と著者自身の青春生活が同居していた時代が刻々と描かれていて、5歳下の自分にはまさにタイムマシンに乗ったような感じさえします。結果としてビートルズは偉大・・・なのでしょうが、あの当時、影響され、成長していった過程をトレースする楽しさはまさに時間旅行。待っていた内容の本です。 (東京都 TM)
ジョン・レノンの悲劇があったのは私が中学3年のときで,そこからビートルズを聴き始めました。聴いた曲順が発表順ではなかったので(例えば Something が She Loves You よりも先)、発表順に曲を聴けていたらどう感じたんだろう? 当時のゴシップや噂の中でビートルズはどう映ったのだろう? というようなことがずっと気になっていました。そこに登場したのがリアルタイムのビートルズ。 発売を知ってすぐに注文。いまでは記録にも記憶にも残っていないであろうと思っていたことを、これからじっくり読みます。 (神奈川県 OH)
記述が緻密です。それでいて楽しく読めました。 (東京都 MY)